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エンゼルケアとは
看取りとは何か

臨床上の死は、死の三兆候(呼吸停止・心臓停止・瞳孔散大)の確認によって判定されるのが一般的だと思いますが、そもそも死の定義は医学的にも明確ではありません。死に対する考え方はあまりにも多様なため、定義するのが極めて難しいのです。間違いなく言えるのは、生と死は連続するプロセスであり、死は生の延長線上にしか存在しないという事実です。「看取り」とは終末期から死に至るまでのかかわりを言いますが、死を明確に定義できない以上、ターミナルケアの延長線上にある判定された死の直後のかかわり=エンゼルケアを含むものと考えるのがより自然なことと言えます。よって「看取り」とは「患者さんが死に至る以前のターミナルケアと死後のエンゼルケアを併せ持つ死の前後のかかわりであり、そのかかわりによって死を迎える患者さんや、死に立ち会うご家族、施術者のすべてになんらかの意味をもたらしてくれる行為」と定義したいと思います。
看取りのケアは、ターミナルケアだけを充実させるだけでは十分ではありません。エンゼルケアも同様の思いを持って、バランスよく行ってはじめて「よき看取り」は成立するのです。

 

参考文献:エンゼルメイク・アカデミアブック①『エンゼルケアのエビデンス!?』

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