boxtop.gif
エンゼルケアとは
エンゼルケアセットを使ったケア方法
howtoare1.gif
ケースはトレーのようにお使いいただけるように、開封すると全体にフラットになるつくりになっております。各アイテムを整然と並べ、ケアをお進めになってください。ご使用後は、法令に基づき廃棄処分を行ってください。 できるだけ一年以内にご使用ください。
howtoare2.gif
縫合痕や点滴・CV抜去痕、切創、外傷部位、人工肛門の開口部、癌患部、気管切開部などから出血・漏液を生じないように、圧迫固定による止血処置や縫合を行った後、フィルムドレッシング材を用いて防水処置を行ってください。患部にMPゲルをご使用いただくと効果的です。
howtoare3.gif
howtocarephoto1.jpg 歯(歯間)や口腔内の汚れやぬめりを、ブラシやアルコール等できれいに除去します。その際、歯茎を傷めないようにご注意ください。(15センチ程度の)長めのピンセットや巻綿子、鉗子等に口腔用・大カット綿を巻きつけ、そこにMPゲルを塗り、歯茎や舌に塗付します。MPゲルの成分が粘膜の出血や悪臭を抑制します。
 
howtoare4.gif
howtocarephoto2.jpg 漏液防止処置としての綿花詰めは原則必要ありません。腐敗現象によって体内からの漏液が生じた場合、綿花等では漏液を防ぐことはできません。(15センチ程度の)長めのピンセットや鉗子で鼻腔用・細カット綿の先端を持ち、鼻腔内に少しずつおくっていくように奥まで挿入しながら汚れを拭き取り、細カット綿を取り出します。ピンセットや鉗子に細カット綿を巻きつけ、MPゲルを細カット綿の表面に塗布し、それぞれの鼻に挿入し塗布します。鼻腔ケアは鼻筋に対して平行に挿入すると鼻腔内を傷めます。経鼻エアウェイを挿入するような要領で、鼻の穴に対して斜め下向きに挿入すると無理なく行えます。
howtoare5.gif
全身を清拭し、更衣を行います。洗髪も可能な限り行ってください。服装はご家族の希望する物をお着付けください。
howtoare6.gif
お着付けまで終わりましたら、これからのケアはご家族とともにおすすめになっていただくことをおすすめいたします。
 
howtocarephoto3.jpg howtoare6-1.gif
クレンジングミルクを顔全体にのばし、汚れを浮き立たせます。肌を柔らかく穏やかな表情を取り戻すイメージで軽くマッサージをしながら手早くのばしてください。クレンジングミルクが顔に残ったまま、水に濡らしたI字のカミソリで顔全体の産毛やヒゲを剃ります。産毛やヒゲを剃ることで、毛穴の汚れがとれ、顔が明るく見えるだけでなく、メイクのノリもよくなります。男性は個性であるヒゲは残し、無精ヒゲのみを剃ります。ヒゲの生えている方向を確認し、剃毛してください。鼻毛も鼻の穴の近くで見える範囲は剃ってください。あまり鋭角に傾けて剃ると、表皮を剥奪し、革皮様化の原因となります。カミソリの角度は35度程度を心がけ、肌をのばしながら、皮膚面を滑らせるように剃ってください。ただし、カミソリは非常に技術を要し、失敗すると表皮を剥脱し、革皮様化を起こします。予め十分に練習をするか、慣れないうちは電気カミソリを使用することをおすすめいたします。(電気カミソリはクレンジング前に行います。シェービング剤等で滑りをよくしてください)
 
howtocarephoto4.jpg howtoare6-2.gif
清浄シートで残ったクレンジング剤と汚れをきれいに拭き取ってください。テープの粘着材や眉毛の中の汚れ、耳、首などもきれいに拭き取ります。手指の拭き取りにもご使用ください。
 
howtocarephoto5.jpg howtoare6-3.gif
生体機能が失われると、体内からの水分の供給が止まり、急激に乾燥がすすみます。エアコンのきいた室内ではそれが顕著です。乾燥は変色や変形の原因となるため、乾燥を防止する保湿の処置はエンゼルケアで重要なケアの一つといえます。保湿クリームを顔全体に薄くまんべんなくのばします。口唇や耳、首、手指にも塗布してください。
 
howtocarephoto6.jpg howtoare6-4.gif
このクリームファンデーションは標準的なオークル色です。薄づきですので、皮膚感を損なわないように、顔全体に薄くムラなくのばしてください。保湿効果もありますので、耳や首にも塗布してください。指で塗布するほうが塗りやすいですが、ラテックスパフをご使用いただいても構いません。塗った後はラテックスパフで顔全体を押さえ、余分な油分を取り除きながら密着させてください。男性にもお使いいただけます。
 
howtocarephoto7.jpg howtoare6-5.gif
フェイスパウダー(フィニッシングパウダー)を内包した面でクリームやファンデーションを塗布した顔や手指の皮膚を軽く押さえます。テカリを目立たなくし、余分な油分をパフで吸収させながら密着させてください。
 
howtocarephoto8.jpg howtoare6-6.gif
口唇の保湿を目的としたリップです。血色カラーを薄く着色しておりますので、色が目立たないように塗り、リップブラシでのばしてください。女性の場合、お好みの色をお手持ちの口紅などで上から足してさしあげてください。リップは必ず残ります。お別れまでご使用できますので、残ったリップとブラシはご家族にお持ち帰りいただくようおすすめください。
howtoare7.gif
howtocarephoto9.jpg フェイシャルケアが終わりましたら、引き分けコームやブラシを使用し、頭髪を整えてください。ご自宅にお帰りになる際に、頭が動いて髪が乱れないよう、頭の下にタオルを敷くなどのケアを行ってください。
 
howtoare8.gif
howtocarephoto11.jpg お顔当ては患者さんのプライバシーを保護する目的として、ご家族の意向に従ってお顔におかけください。白と水色のリバーシブルになっております。搬送時にお顔の化粧剤がシーツ等につかないような配慮にもなりますので、病棟内で使用しない場合でもたたんでお顔の近くに置き、ご自宅へお帰りになる際にご使用になってください。
 
howtoare9.gif
howtocarephoto10.jpg 合掌バンド等で手を拘束すると、その後著しく変形や浮腫を起こします。そもそも無理に合掌してさしあげる理由はありませんが、合掌を行う場合や、搬送時に腕を安定させたい場合は、着衣の両腕の袖をアームクリップで固定し、自然に腕を落ち着かせてください。エンゼルケアにおいてはバンドや包帯での拘束は局所的な浮腫を生じるため厳禁です。
 
 
boxunder.gif
undermark.gif underdescri.gif
会社案内 プライバシーポリシー